2006年7月24日月曜日

シアトルから帰還

無事にシアトルから戻ってきました。

行く前に予想していた通り仕事はとってもハードでした。観光している暇は全くありませんでした。日曜日にジュネーブに帰って来たので、月曜の今日はマイクと相談して共に休暇をとることにしました。マイクも今回の出張は「really tired!」と言っていました。

シアトルでは毎日朝8時から会議を始めて、終わるのは夕方6時頃なのですが、僕とマイクは事務局なので、その後も会議の議事まとめと準備に追われていました。特に、会議の2日目には議事録を仕上げるために、会議の議長のお宅(シアトルのボーイング社の技術部長さん)で夜11時頃まで議事録の詰めを3人でしていました。

会議では、議事録をとりつつ必要に応じて事務局として色々聞かれるため回答しなくてはいけません。会議後は皆で一緒に夕食に行きます。アメリカ、ヨーロッパの人たちばかりの中で日本人は僕だけ。。。仕事とプライベートな話題が主になりますが、皆フランクな連中なので付き合い易いです。

日本人である僕にとっては本当に常時集中しておかないと、全ての面において気が抜けないため、もうこれはしょうがない運命だと思って、今は却って開き直って突き進んでいます。慣れと勉強の毎日ですが、本当に良い経験をさせてもらっていると思います。日本人が真の国際人になるには、このような仕事による交流とdebateの毎日から自分を磨きあげつつ、日本人としての気質を普及して行く必要があると強く感じています。

まだまだ自分の勉強も足りない事を痛切に身にしみました。また、今回言いたいことがまだ半分も言えず、グループ調整の中での自己主張の通し方の訓練も必要です。やはり、アメリカとヨーロッパの層は厚く、単に発言力が高いばかりではなく、技術力に裏付けられた力だと感じます。しかし、日本人も力がない訳ではありません。僕たちの力を発揮する場は必ずあるはずだし、彼らも日本人の必要性を十分感じています。

一つの大仕事が終わって、この後1週間でまとめと、もう一仕事してから夏休みモードに入れそうです。

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