2008年12月21日日曜日

ブログ終了

今日でジュネーブログを終了します。3年弱ですが良く続きました。ジュネーブに来た当初はブログというものがまだ割りと少なかったと思うのですが、ブログ村などで見ているとこの3年で爆発的に増えました。海外生活者のブログも数多くあり、皆自分発信や自分の声を聞いてほしい人が多いのだと思いました。



僕もその一人で、当初は海外生活の情報を発信したいという思いと、自分の声を日本に届けたいという二つの動機がありました。読み返してみるとしょうがないことや、どうでもいいこと、自分勝手な意見が多数あり恥ずかしい限りです。



一方で、スイスのジュネーブで暮らした3年弱の期間は明らかに今後の自分の道筋に大きな影響を与えてくれました。それを良い方向に生かすのはこれからの自分だと思っています。日本のニュースは最近生きる活力を与えてくれる物がほとんどありません。正直帰国するのが怖くもあります。スイスの悠久の自然、生活スタイルから、ストレスフルの日本に戻れるかどうか、自分が変わってしまうのが怖いです。贅沢な悩みなのかもしれませんが人間の生き方の基本だとも思います。



それでも、日本に帰国したら自分なりに色々な夢があります。夢という言葉が聞かれなくなって久しい様な気がしますが、僕は自分なりにスイスで得た経験と知識をこれからの夢として実現出来るように頑張って行きたいと思います。

2008年12月20日土曜日

壮行会

帰国まで1週間を切っています。毎日の様に壮行会、送別会をやっていただいてジュネーブで得た友人、知人に感謝するばかりです。肝臓の方が少し心配ではありますが・・・

今日は、職場の同僚のマイク一家と一緒にLes Grands Montetsへスキーへ一緒に行きました。曇りがちの天気でしたが、平日だったので人が少なく滑りは良好。でも、さすがGrand Montetsは全面かなり急斜面で滑るのは体力を使います。

スキーの後にはマイクの自宅で奥さんの手料理のポークチョップをご馳走に。マイクはアメリカ人で夫婦で会社勤め。奥さんはクリスマスのためにアメリカから飛んできました。二人の息子さんもフロリダとアラバマから飛んで来た、という恐るべきクリスマスの大切さの威力。家族がそろうことの重要性がにじみ出ていました。

食事の後、一緒に映画を見て談笑。仕事の面でもプライベートの面でも僕がいなくなる事が寂しいと言ってくれて本当にありがたかったです。名残惜しい様に夜中過ぎまでワインを片手に語り、自宅に戻るとどっと疲れました。

壮行会はまだまだ続きます。。。皆さんの感謝と期待を一心に受けてから帰りたいと思っています。

2008年12月17日水曜日

世の中評論家が多すぎ!

酔った勢いです。今の世の中評論家が多すぎです。他人のやっている事を陰で批評している人が多いのです。自分で汗水たらして自分のやっている事を自慢出来る人がどれだけいますか?

世の中情報社会です。いらない情報多すぎです。今のメディアは全て信用なりません。売れる記事しか出さないから。真実を伝えない。だから、皆さんニュースの情報は信用しないでください。はっきり言って、自分達の核となるべき日々の生活にはなんの益もなさないのですから。

とっぴなアイデアがなさすぎです。皆の知識がこれだけ統一化されている社会で、規範を超えないルールをはみ出さない生き方が主流です。そんなんじゃだめです。もっとオリジナルの社会を良くするための突飛なアイデアを皆が考えるべきです。実現出来るかどうかは別。バカでいいんです。インテリである必要など全くない。

人の批評をしている内は楽です。自分には全く責任がないから。自分のやっている事に全ての責任を持ち、それを実行することが如何に大変な事か・・・でも、それが生きている証かもしれません。

みんな夢を持つべきです。それが生きている原動力です。夢をなくす社会だといいます。でも、絶望があっても夢は持つべきです。問題山積みの状況でこそ、戦う力が湧いてきます。でも、それは人間食べて、着て、住める環境があってこそです。衣食住とは良く行った物です。

日本に帰ったら夢を持って生きて行きます。自分の人生一度きり。それを悔いなく生きて何が悪い!

陳謝

2008年12月16日火曜日

クリスマスが近づく

仕事場もすっかりクリスマスの雰囲気です。各階にはクリスマスツリーが飾られており、すっかり冬のお休みのシーズンになりました。人々はこれくらいの時期から長い休暇をとる人が出てきます。僕も職場の片付けをしながら、この雰囲気を満喫していました。また、今日は、皆で食材を持ち寄ってささやかなパーティも部署間で開催されました。



ツリーと国際色の料理を囲んでの昼食パーティです。国際機関の中ではよくこうした国際機関の強みを生かした各国料理持ち寄りのパーティが開催されます。最近はそれでも少し少なくなって来てしまったようです。日本食は人気ですぐになくなります。





職場内のクリスマスツリーを撮りました。クリスマスはやはり大人も子供も心が浮き立つ一年の中で一番うれしい行事の一つかもしれませんね。



感慨深くなって、職場の一番大きな会議室を記念にパチリ。もうすぐこの職場ともお別れです。



Balexertにも大きなツリーが飾られていました。

2008年12月15日月曜日

Montreux Marché de Noël

モントルーのクリスマスマーケットに行ってきました。小規模でしたが、レマン湖畔沿いにマーケットが並び人がたくさんいて、Vin Chaud(ホットワイン)を飲みながら歩くと、ああクリスマスの季節だなあ、と思います。以下、写真と共に。



マーケットは湖畔とあと大きなアーケイドの中にあります。アーケイドは主に飲食中心です。



まずはともあれ寒いのでVin Chaudです。これを持って飲みながら見物するのがもはや常套手段と言ってもいいくらいでしょうか?赤ワインと砂糖などを入れて暖めたワインは体が温まります。





アーケイドの中は全体的にこんな感じです。



デカクッキーとチョコ屋さん。これはクリスマスマーケットの定番のお店です。子供が一番喜びそうですね。



超ど級の鍋で料理を作っています。



外はこんな感じ。湖に沿って店が並んでいます。でも、湖側だから寒い!





スイス最後のラクレットを食べてみる事に。電熱器でチーズを溶かして、溶けた部分をそぎ落とす感じです。



熱々のチーズは冬にはカロリーと共に大切な食材なのです。付け合わせはゆでたジャガイモとピクルス。



観覧車。



きれいなクリスマスツリー。



モントルーとはこれでお別れ。

2008年12月14日日曜日

冬のジュネーブを覆う蓋

スキーでLes Crozetに行きました。ジュネーブ滞在もあと1週間ちょっと。色々やり残した事をやっている段階です。スキーは後何回か行きたいと思っていました。今日のジュネーブの天気は曇り。Les Crozetはフランス側のJuraの山の上にあるのです。以下、写真で。



麓からロープウエーで上に上がります。麓はご覧の通り霧の様な雲が立ちこめています。



山の頂上に登ると、そこは青空でした。そして、ジュネーブの街を見るとそこは雲が蓋の様にかぶさっていました。これが典型的な冬のジュネーブです。まるで下界と空の上で世界が違うようです。自分自身の気分も変わるのがわかります。



ジュネーブとは反対側のフランス側の方は雲はかかっていません。冬の曇りがちなのはジュネーブ特有の気象のようです。





スキー客はそれほど多くなく、地元の人が多いみたいです。リフトに乗っているとアジア人は結構珍しいのか、英語で老婦人に話しかけられました。スキー場自体はそれほど広くないのですが、滑り易く気軽に2、3時間滑れるし、リフト代も安いのです。

Dardagny

スイス最西端でフランスのすぐ側にあるスイスワインの産地として有名なダルダニー村に行ってきました。そろそろ日本へのおみやげを買おうかと思い立ち、友人達とドライブがてら。朝もやの立ちこめる幻想的な冬の朝に雪の薄く積もった葡萄畑は自然への畏敬の念を抱かせるのに十分でした。

さて、スイスワインというと自国生産がほとんどで国外にあまり出ない。それほどおいしくない。白がメジャー。といった一般的な評価があります。それらは正しいと思います。フランス、イタリア、ドイツのワイン大国に囲まれたこの小国ではワインに力をいれる必要はないのかもしれません。しかし、小規模ながらでも地元のワイナリーは是非訪れてみる価値があります。それは、ワインそのものの味を求めるということもありますが、それに加えて時間をかけてゆっくりと地元の人達をおしゃべりをしながら、休日をチーズや干し肉と一緒にワインを飲みながらリラックスする、という事が地元の習慣であるからなのです。



元々、ワイナリーは観光客向けというよりも村の休日の寄り合場だったのかもしれません。収穫を祝い、村同士の交流を深め、時間を忘れる。この小さいダルダニー村のワインは味よりもその雰囲気で出迎えてくれるのです。肝心のワインの味ですが、時期によって味は変わるのが面白くもあるし、また何度も来たいと思ってしまいます。フランスのワインと比べるのはナンセンスかとも思います。およそ、10種類以上のワインを味わえるだけでも嬉しい事です。主人はおしげもなく自前のワインを次々と出してくれます。







僕自身が飲んだ感想ですが、全体的にすっきりした軽い感じのワインが多いかと思いました。お薦めはロゼのスパークリングワインです。おみやげに買いました。軽めの色合いの良いこのワインはうれしい気持ちになると思います。