お久しぶりです。一昨日の夜にオーストラリアと日本の出張から帰ってきました。さすがに、8時間以上のフライトを4回乗るのはしんどくて疲れました。まだ、時差ぼけが残っているのですが、帰って来た翌日には大きな会議があり、今日までそれにまつわる諸々で余裕がありませんでした。
オーストラリアは実質2日の出張で、首都キャンベラでのワークショップに参加していました。南半球は晩夏。それでも服装は北半球とは正反対で開放的でした。ワークショップでは発表を二つ。それを含めてパネルセッションとブレイクアウトセッションでのディスカッションでもやり玉にあげられる立場に。。。ほんと、ワークショップで一瞬たりとも気が抜けないのはまじで疲れます。
オーストラリア人の英語って結構聞きづらいと思うのは僕だけでしょうか?イントネーションや発音がアメリカ英語よりもむしろイギリス英語に近く、かつなまりが入っているので益々聞きづらい時がしばしば。dataはダータって感じで発音しているし、聞き逃す単語が頻発で苦しい立場に。我が部署を代表して一人で参加している立場なので青色吐息の場面もしばしばでした。
日本での滞在も行きに1日強、帰りは一晩のみの慌ただしい帰郷でした。家族は元気でしばしの家族団らんの一時を楽しんでとんぼ返りしてきました。日本は早くも花粉の季節で、花粉症に敏感な僕としてはまっさきにくしゃみが出てしまいました。
さて、今日の会議が終わって一息ついていた頃、アシャシェ事務局長からお呼ばれで何かと思いきや、我が部署の各スタッフについにディプロマティックな地位を頂けると言う事で、各自に話をしているとのことでした。我が部署は今の所国連の正式組織ではなく、あくまで政府間の作業部会で、単純に場所が国連の一機関であるWMOの内部にあるだけ、という立場なので、これまで国連職員と同等の職位とそれに付随する特典を受けられませんでした。
今回、事務局長の調整の結果で、スタッフの立場上でこのディプロマティックな職位をもらえるということで、これを得る事によりいくつか国連職員と同じ待遇が得られる事になります。ただ、僕らスタッフはほとんど各国の元の組織からの出向という立場をとっているために、給料他の厚生面は自国の親元機関がサポートしているので、今回ディプロッマティックの地位をもらったからといって実質はそれほど大きな特典を得られる訳ではなく、Duty Free Shopで割引が良い、とか駐車場料金が安くなる、とかの程度位らしいです。ただ、自国からの援助の優遇に差が出てくると言う事もあるようです。
国連職員の職位のグレードとしては、一般職であるG級、エキスパート職であるP級、そして管理職であるD級というのがあります。それぞの級でさらにグレードが数字で表され、P級の場合にはP1からP5になるに従ってグレードが上がる仕組みです。今回、事務局長から話があったのは各スタッフは一応エキスパートの職位としてのP4かP5の級を頂けるというお話だったのです。
僕の場合は、それほど現状の身分からの特典が見込める訳ではないので、それほど興味がなかったのと、あと我が部署の中では僕が一番若いスタッフなので、事務局長からP4でどうだろう?とうい少しすまない感じで申し出られたことにより、僕自身も他のスタッフのとの年齢的な違いと経験の差からP4で十分です、という風に答えて受理されました。
P4とP5の差自体がよくわかっていないので、損をしたのかもしれませんが、まあとりあえずそれほど気にせず仕事していきたいと思います。
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