2008年6月22日日曜日

Hauterives

土曜日はゆっくりして、日曜日はフランスのHauterivesという所に行きました。フランスの片田舎にあるこの小さな町は一つだけですが、めぼしい見所があります。それはPalais Ideal du Facteur Cheval(理想宮)です。フェルナン・シェバルという一介の郵便配達職人が作ったこの理想宮は非常に奇妙な建築物で、ヨーロッパの建築物とはまた違った様々な文化の融合の様な様式をなしています。

天気は快晴。気温は30度以上あり暑い日でした。





理想宮の全体です。ヨーロッパの建築物とは相容れないような感じです。シェバルは郵便配達をしていましたが、毎日徒歩で配達していてその長い道のりを歩く内に変わった形の石を見つけた事で想像を触発し、それから88歳の生涯を閉じるまでに、この建造物を一人で作ったそうです。一生をこの建築物に捧げたと考えると途方もない事を感じます。

実際に色々な角度からみてみましょう。

















外観はモスク、タコツボ、エジプトの墓、巨人などがあります。ピカソ、アンドレ・ブルトンもここを訪れており、この建築物に讃辞を送っているそうです。

今回はこの建築物を見るだけでしたが充実した日でした。それにしても、フランスには名ものない田舎に非常に重要な遺産が数多く残されているようです。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

こんにちは。この建物はすごいですね。
フランスにあるとの事ですが、スペインの建築の様に感じます。中はどうなってるのでしょうか?

sampon さんのコメント...

コメントありがとうございます。スペインの建築物に確かに似ていますが、色々な文化の融合の建築物のようです。作成者のフェルナン・シェバルは色々な文化を語った本からの想像力だけで作り上げたそうです。驚きです。内部は通路があるだけですが、ところどころに彼の詩が残されています。また、今は使われていませんが、水道を通した噴水もいくつかあります。建物というよりは芸術作品なのでしょうね。