

<今日の一枚>
暑いので涼しげなスイスの写真を二枚ほど載せます。
両方ともユングフラウでの写真です。頂上の氷河ではスキーや犬ぞりもやっています。
<お仕事>(長い一日)
今日も長い一日でした。今週中に仕上げるべき仕事が切羽詰まって来ているので、午前中からスタッフ間で調整しながら文書を作成して午後からスタッフミーティングで文書のレビューを行いました。結局終了したのは午後7時過ぎ。そこから、さらにフォローアップの調整をスタッフ間で行い、それが終わったのは9時近くでした。僕の一番の相棒であるマイクは明日から3週間の夏休みに入ってしまうため、今日が最終日なので集中的に調整しました。しかし、マイクマイクと気軽に言っていますが、実は彼は50手前の僕よりも12歳も年上のいわば上司のような人にあたります。他のスタッフにしても僕よりも年上がほとんどです。しかし、日本と違って年功序列の意識があまりなく、仲間意識の方が強いため気軽に付き合えるのがうれしいかぎりです。日本だとまず年長者を立てる必要がありますが、相手を意識して持ち上げる様な事をしなくても良いのがフランクに付き合える欧米の良い文化の一面だと思います。
また、マイクはドイツ人なので、物事をずばずばはっきり言うし、一言一言が非常に明確に区切り良くはっきり言うので、良い面明確、悪い面くど過ぎの所があるのですが、こうした人とやり取り出来るのは僕としてはありがたい限りです。ある時には非常に議論に疲れるのですが、それも慣れてくると明確な応酬が出来るのが面白いと感じるのです。
そのマイクに夏休みの事を話したのですが、彼曰く「日本人は働きすぎであり、お前はここで働いているのだからここのシステムに従わねばならない。夏休みも他の皆と同様に3週間とるのだ。家族と離れて暮らしているのであればなおさらだ。2週間だけ帰る?お前は何を考えているんだ?日本だと帰国で3、4日のJet Lagの回復に時間がかかるだろう?そんな事をしている内にあっという間に1週間過ぎてしまうぞ。3週間が家族との交流にもちょうどいい。皆3週間休みをとるんだから。是非お前もそうしろ。俺が許す。」こんな感じです。日本だと、誰も言ってくれない言葉ですよね。2週間でも長いと思っていた僕はこれまた国際事情に乗り遅れているのか?と考えさせられました。
一方、今日ナターシャも遅くまで残っていました。彼女のオフィスに寄ったら、非常に疲れた顔で「もうこんなに仕事があってどうしたらいいのかしら。ボスは次から次へと仕事を言いつけて、とてもじゃないけれど耐えられないわ。」という感じで本気で憤慨していました。僕が感じるに日本人だとしょうがなく働く様な状況で、彼女は本当にオーバーワークな事を真剣に問題意識としてボスに相談しようとしているようでした。前にも書きましたが確かに純粋にオーバーワークであれば、素直に上司に相談する環境というのはここではあります。日本では到底はなから「箸にも棒にもかからない」というのが一般的な会社の状況ではないのでしょうか?「言っても頑張れの精神論で返されるだけ」という事が多いのではないでしょうか?非常に基本的な問題で考えさせられる事が多いです。
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