今日は、事務局長を交えた大きな電話会議がありました。これでひとまずいくつかの懸案が解決されました。良かった良かった。それにしても国際調整は僕が思うに、一に合意形成、二に文案作成、三が実務(合意事項の実行)、と言う感じでしょうか。僕はこれまで実務方だったので、国際業務スタイルの合意形成に至るプロセスに最初はまどろっこしさを感じながらも、最近になってようやくその大切さがわかってきました。
但し、実務はどちらにせよ重要である事には変わりなく、さらに「持続的」(Sustainable)という言葉が流行っている様に、ともすると合意形成とその文案作成で全ての力を費やしている事がままある国連社会で、実務とその監視と必要に応じた改善は今後さらに重要度を増して行くのでしょう。
仕事の閑話休題ということで、ハーマンが下の様な風刺漫画をメールで配ってくれました。我が事務局内で来年度のサポートコントラクターがどの程度必要か見積もる仕事をしている際の風刺です。欧米ではこうした風刺漫画が所々で出てきますね。お偉い先生や教授などがたまにプレゼンテーションの中で取り入れて笑いと注目を誘う事もしばしば。

しかし、日本人にとってはどうにも慣れにくいのが現実でしょうか?周りの欧米人などが笑っているのに日本人だけ笑えないという状況に出くわした方も結構いるのではないでしょうか?僕も正直、こうした風刺漫画をプレゼンテーションで発表している人を多く見てきましたが、笑えた事はほんの数える程しかありません。笑いのつぼが違うのか、それとも僕が理解していないだけなのか、未だにそれすらもわかりません。
<生活>(読書)
一冊読みました。
「梅は匂い 人はこころ」城山三郎(講談社文庫)
城山三郎さんのノンフィクションは思わずのめり込んで読んでしまいます。花王の社長であった伊藤英三の激烈な仕事に対する情熱と献身と生き方を描いています。ビジネスマン必見ってやつでしょうか?団塊の世代やそれ以前の世代の仕事に対する情熱というものは、今とは比較にならないくらいに大きかったのだと思いました。現代は、仕事に対する規制の増大、新機軸のネタのなさ、思い切った事のできない土壌、などなどやる気を起こそうにも無理な話がいくつも転がっていると思います。彼らの時代は、逆境プラス生活の苦しさを「仲間」と共に分かち合えた環境が大きいのではないかと思います。今は、仲間が平気でいなくなる時代です。世間が冷戦状態なのでしょうか?仕事に情熱を燃やしたくとも自分の生きている世間が冷たければ土台が無理なのでしょうか?今は、そうした仕事の下に成り立っている世間を見直す必要があるのかもしれません。
<今日のビール1>
ベルギー産、S.A.Bieres de Chimay N.V.、Chimay TRIPLE、アルコール度数 8%、ベルギービールでは今の所はずれはありません。こくがあっておいしいです。

<今日のビール2>
ベルギー産、S.A.Bieres de Chimay N.V.、Chimay 2006、アルコール度数 9%、上と兄弟ビールです。こちらの方がブラウンで強いです。





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