さて、ボン出張の紹介を以下に。
今回は我が部署の今年の一大会議だったので、仕事優先(当たり前ですが)を2乗位にしたような気合いで我がチーム総勢16人が一致団結の心意気で望みました。事務局長を筆頭に我がチーム全員がボンに乗り込みました。今回は各国の官僚の代表およそ66カ国、国際機関の代表がおよそ45集まる大きな国際会議だったのです。そのとりまとめを我が部署が常日頃から行っている訳であり、今回は年一回の総会といった所でしょうか。
例によって写真付きで紹介です。

ボンへはジュネーブに限らず、ドイツ以外からだと中々アクセスが効率的でない都市です。ジュネーブからだとドイツのフランクフルトまで飛行機で行って、そこからドイツの高速列車であるICE(InterCityExpress)に乗り換えてSietsburgまで行き、そこから普通の電車に乗り換えてようやく辿り着きます。
ICEはドイツの新幹線の様な高速列車です。しかし、在来線も乗り入れているので必ずしも「新幹線」という表現は正しくない様です。ヨーロッパの列車の通りに1等、2等に区分がありますが、どちらも日本人にとっては居住性はゆったりとしていて快適です。

ボンに到着したその日は日曜で暇があったので、ナターシャ、アレクシア、ローデス、クロエ、ダトングと一緒にボンの市立美術館(Kunst Museum Bonn)に行きました。ちょうど、ニューヨークのグッゲンハイム美術館展をやっていたので、すごい人が見に来ていました。
美術館を出た時にダトングがいないことを発見。僕とナターシャが探そうとするとアレクシアが「疲れてホテルに戻ったんだと思う。気にしないで帰ろう。」とクールなアドバイス。ローデスもクロエもあまり気にしていない様子。少しヨーロッパのクールさを感じました。結果的にはダトングは一人でホテルに戻っていたのですが、僕とナターシャの心配もどこ吹く風。アレクシアに軍配があがりました。

来るときの電車から見たライン川と川沿いのボンの風景です。ボンは旧西ドイツの首都でしたが、元々それほど大きな都市ではなく、さらに東西ドイツが統合した後はほとんど目立たない都市になってしまいました。しかし、最近では国連関係の機関が多く進出してきており、国際都市として新たな格をつけてきています。今回の会議も地球環境関係の国連組織がいくつかある事もあり、その関係でボンで開催される事になったのです。

ボン大学です。あまり有名ではないかもしれませんが、新渡戸稲造も留学したことがあるそうです。ボンの中心街にあります。

街の中心街のMarkt-Platzです。広場には朝に朝市が出ていました。ヨーロッパの色濃い雰囲気が楽しめました。

街の中心の大聖堂です。ドイツの教会や聖堂は堅牢な要塞という雰囲気があるような気がします。


仕事の方は3日間会議をみっちり行いました。我が部署が主体的に100以上の国と期間を取りまとめる必要があるため、このような国際会議場で円卓会議の形式で行いました。規模がまずすごいです。しかも、各国から集まってくるため会議のアレンジが大変です。主要な会議以外にも色々なエキシビジョンやサブ会議などが開催されて、我が部署は皆額に汗していました。各国からは代表の官僚が、国際機関からは部長級以上の代表が集まるため緊張します。
3日とも充実した議論と一部もめる議論もありましたが、おおよそ満足のいく結果で終了することができました。我が部署は3日とも毎日夜はビールで乾杯。一段と結束が強まった感じであります。また、ピーターは今月で任期切れでアメリカへ帰ってしまうため、最後の日は関係者で送別会を開催しました。ブレンダンがピアノに堪能なため彼の伴奏にあわせてピーターが美声を披露というような如何にも西欧のカジュアルな楽しい送別会でした。日本のカラオケを歌え〜って言われたので、しょうがなくみんな知っていそうな「スキヤキ」を歌ってみたけれど、皆知らないって顔。。。今度、持ち歌を持っておこう。。。

ボンでクリスマスマーケットをやっていました。夜になるといわゆる屋台のような出店が出て、華やかな照明と売り物と人だかりがクリスマスの季節を一層楽しくさせてくれます。平日の夜はこの季節は毎日やっているようで、多くの人が集まっていました。


我がチームも夕食の前にマーケットを散策。夕食前の腹ごしらえ?ということで、どでかいソーセージのホットドッグとビールで乾杯です。アンティとクロエと一緒に寒い夜にほおばるホットドッグはおいしかったです。ビールはドイツはやっぱり最高です。ワインもそうですが、甘みと軽さがどんどん杯を重ねてしまいます。

お菓子売り場は非常に華やかです。大きなハートのクッキーが色々な飾り物をつけて重そうに釣り下がっています。

子供向けのメリーゴーランドなどもきれいです。
今回の出張で今年の一応の一区切りはついたのですが、来年はもっと忙しい年になる予定です。我が部署の今後の栄光にとりあえず乾杯!
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