2006年12月7日木曜日

個人or連帯責任?

<今日の一枚>
WMO の入り口から入った所にあるクリスマスツリーです。各階にも飾られており、やはり飾り付けは見事なものです。ヨーロッパのクリスマスは街は電飾はきれいですが基本的に静かに過ごす物の様ですね。日本の様にカップルが街を闊歩するような風景はジュネーブではありません。そういえば、ジュネーブってあまりカップルってみかけないなあ。



<お仕事>
昨日今日とは仕事は坦々とこなしていました。ふと仕事をしている時に思ったのですが、ここでの仕事は個人に与えられた仕事は部署内では個人の責任として自分でしっかりと管理していかなければなりません。日本人にとっては重くこの上ないものかもしれません。但し、我が部署が外から見られた場合には、それは当然チームの長である事務局長が全ての責任の代表となります。

ふと思った事は、日本の場合には会社に限らず文化として連帯責任という概念が一人一人の心の中に確実に残っているのということです。会社でもなんらかの過失が起きればそれは表向きは社長や代表責任者の責任とされますが、実際には他の社員も含めた全体を含む連帯責任となっている実態があると思います。

欧米は連帯責任という考え方自体が中々理解し難いものの様に思われます。全ての物事が契約行為で関係していると言っても過言ではない文化においては、個の責任(その個の捉え方は人に限らず会社個体、チームなど固まりがあると思いますが)という言葉はありますが、連帯責任という言葉がありえないと思うのです。つまり、連帯という言葉自体が曖昧だからです。日本で連帯というと、例えば会社やチームを指すかもしれませんが、必ずしもそれは今まで範囲が明確に規定されているものではなかったのでは?と思うのです。言い換えると、連帯という言葉に乗じて責任を個から分散するのが「連帯」の役割かと思うのです。

なので、欧米では「個」というのは必ずしも個人だけをさすのではないのではないかと僕は思います。仕事の分担、責任の所在が明確になっているからこそ、どの範囲が個なのかがすぐに答えられる様になっているのだと思います。日本ではあえてそれをぼかす事によって善しとする文化が心に備わっているのかと思います。

マイクと話していて思うのは、やはりまず業務の境界線をきっちり決めたいという欲求が伝わってきます。日本にいるとなんとなく彼がやってくれているから任せよう、というのが重大な仕事でもまかり通っているのです。それが良い結果を生む場合もありますし、とんでもない失敗に終わる事もあると思います。しかし、欧米式のリスク管理術からすればリスク大の要素なのでしょうね。

<生活>
引っ越してから自炊を再開しているのですが、今日は週の半ば過ぎということもあり、ちょっとさぼってMIGORSでレンジでチン食品を買ってみました。大きいMIGORSに行くとオリエンタルなお惣菜も少ないですが置いてあります。



ベトナム風春巻きがおいしそうだったので買ってみました。2個入りで大きくてボリュームもありそこそこおいしかったです。





レンジでチンのチャーハンです。エビ入りの本格中華のチャーハンのレトルトはどんな味かと思って試してみたら、味は薄いし、米はべしゃべしゃ、全く米の扱い方を知っているのか?と思いました。見た目は美味しそうだったのに。日本のご飯はやはり世界でも日本しかないのでしょう。

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