2008年5月24日土曜日

出会いと別れ

そんな仰々しいものではありません。会議の1週間が終わり、金曜までフォローアップなどで大忙しでした。会議が終わったのもつかの間、事務局長から呼び出されて別なテレコンにがっつり2時間。会議の議事録を作成するなどして、金曜帰ったら疲れまくって一人の祝杯でワインを1本空けてしまいました。気がついたらいつの間にかテレビと電気をつけたまま寝ていました。

この週に事務局内で一人が新しく来て、一人が去っていきました。新しく来た人はアメリカ人で、僕の相棒のマイクの後任です。マイクは7月末までの任期で、元の所属に戻ってしまいます。彼とは2年以上も一緒に働いていますが、最近ようやくお互いの気質を分かって仕事が出来るようになってきたばかりです。

新しく来るアメリカ人もマイクといいます。同じマイクでも随分違って、気立ての良さそうな優しい目をしたアメリカ人です。この忙しい職場でまた新たに教わり教え合いながら、それに文化の違いが加わって日本人同士よりも分かりあうのに時間がかかる環境ですが、エキサイティングな機会をわくわくしながら待ちたいと思います。

もう一人、去っていった人は事務支援の地元のスイス人のアンです。彼女は会議サポートとか事務局内の備品管理、エキスパートスタッフのサポートをしてくれていました。今回の会議のサポートも彼女が頑張ってくれたおかげで無事に開催されました。僕が会議の開催のホスト役だったので、彼女に色々頼む事が多く、たまに意思疎通の食い違いからお互いイライラしたりしましたが、それでも無事に終わってみるとお互いに達成感を共有出来ました。アンは普段は物静かで目立たないタイプですが、着実に仕事をこなし、非常に優秀でした。

別れ際、いつもは無表情な彼女も皆と抱き合って、少し感慨深げな表情でした。こうして、見るとマルチインターナショナルな環境でも一つの目標に向けて一緒にがんばって行ける事を実感できました。

国際機関は契約職員が多く、正規の職員と半々位と行ってもいいかもしれません。正規の職員も異動が多く、同じ場所にずっといる職員は少ないのではないか?と思われます。そんな入れ替わりの激しい職場環境で多くの出会いと別れがある訳です。ともするとそうした環境に慣れすぎて、一個一個の出会いと別れに感覚が麻痺して感慨も何も湧かなくなることがあるような感覚になります。

一緒に一つの目的で仕事をした仲間というのはかけがえのない宝だと思います。大事にしていきたいと思います。

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