土曜の朝、9時頃ジュネーブの家を出て、Grenoble経由で高速と一般道を乗り継ぎ延々と南下すること約7時間、途中お昼や風景や街を見物したりして、午後4時にカンヌに到着しました。遠かったけれど、意外に行けてしまうものです。以下、写真付きでご紹介。


ジュネーブからカンヌまではいくつかのルートがありますが、今回は距離的に最短のコースを選びました。全部高速を使って行く事のできるコースが二つあるのですが、高速料金が結構馬鹿にならないのと、南フランスの田園風景でも眺めながらのんびり行こうと決めていたからです。フランスの田園風景はこの季節、岩山と新緑がどこまでも続く目に映える景色ばかり。ドライブの時間も忘れさせてくれます。岩山は日本にはないような地層がむき出しになったようなものばかり。アルプスの造山運動の跡がフランスの地層を形作っているような感じでした。ちなみに、フランスの高速道路の最高速度制限は毎時130キロ、雨天時は110キロになります。サービスエリアも充実しています。

一般道も緑のなだらかな丘の合間を車が通れる道があります。信号もほとんどないため、気持ちよく車を走らせる事がきます。緑一杯の丘の上にはきれいな家がまばらに立っており、それらも対照的にいい風景を見せてくれます。今回は、フランスのRhone-Alpe地方から、Province-Alpes-Cote d'Azur地方にかけて南下しました。南下するに従って緑がなくなっていき、岩と砂の色が目立ってくるようになります。

途中立ち寄ったCastellaneという村。大きな岩山の上に教会が立っていました。下の教会と合わせて写真を撮りましたが、壮大な景色でした。上は修道院だったのでしょうか?どうやって登ったのか、大変だろうなあ、と思いました。街はこじんまりとしていましたが、素朴な感じでのんびり出来る様な感じです。雰囲気的には、こうした小さな村があちこちにありました。牧歌的な雰囲気が漂い、人々も陽気でにこやかで、フランスの田舎は素晴らしいです。


カンヌに到着。早速、海に行ってみました。地中海は対岸は見えませんでした。やはり大きい!海です。スイスは海がないので、久しぶりの海にちょっと感動。潮の匂いと独特の風が心地よく、来て良かったと思いました。カンヌはご存知の方も多いですが、年一回の映画際が有名です。しかし、元々は小さな漁村だったそうで、普段はこじんまりとした海岸の田舎なだそうです。ちなみに、今年のカンヌ映画祭は5月14日から25日までの開催です。もうすぐということもあって、会場と海岸沿いのホテルの準備作業が行われていました。海ではもう泳いでいる人も何人かいました。衣は半袖と短パンでも十分です。夜は涼しいですけれど。

カンヌ映画祭の舞台になる国際会議場です。準備中で既に周囲には柵が張られており、有名なレッドカーペットの階段には行けませんでした。スターの手形などもあるそうですね。

周辺のホテルは全部ハイソなところばかりで、おそらく俳優達も泊まるのでしょう。それぞれ違う俳優をスポンサーに持っているのでしょうか?インディアナジョーンズの最新作もカンヌ映画祭にて封切りの様ですね。

カンヌの街中の写真です。朱色の屋根と薄い茶色やピンクの建物の色は南国に来た事をイメージづけます。

港にあるヨットの数も半端ではありません。岸辺にはヨット、ヨット、ヨット、という位多くのヨットがありました。しかも、一つ一つが大きい!

サンセットはやはりきれいでした。今日は、一日ドライブしましたが、海を見に来た休暇なので気持ちは晴れ晴れしました。夕飯は中華料理をたらふくビールと一緒に食べて、そのまま熟睡しました。
明日は、ニースです。





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