北京オリンピックが始まって1週間近くが経ちましたが、既にメダルラッシュですよね。日本勢も順当に勝った人、期待むなしく去った人、快挙を成し遂げた人、寡黙に努力して実がなった人、など色々な劇があります。これらを見ていると、夏休みボケのようにたるんだ僕の心に響きます。
日本人が頑張ってメダルを取ることで、同じ日本人として奮起します。特に、海外にいて見ると日本人は外国人に全然負けていない、という気持ちにさせてくれます。その気持ちを呼び起こすことで、僕自身の仕事のパワーにも受け継がれている様です。
一方で、北京オリンピックが始まった同じ日にグルジアが南オセチア州自治区に侵攻しロシア軍と戦闘になりました。CIS地域からの脱退が決まって今は落ち着きましたが、歴史をざっと見ても昔から紛争が耐えない事を始めて知りました。その周囲の環境の中で、ビーチバレーでロシアとグルジアの選手が戦って、お互いに健闘をたたえ合う姿を見ると感慨深いものがあります。
国連欧州本部の前では、ここ何日かグルジアの旗を持った人たちが集っていて解決に向けた訴えをしています。オリンピックは国と国との威信をかけたスポーツ競技ですが、色々な意味で国の事情を改めて浮き彫りにしてくれる力を持っていると思いました。そして、それは通常の外交では見えない純粋な生のものとして、スポーツを介した人間と人間との直接のぶつかり合いを通して、聴衆の前に映し出される事で強烈なインパクトを与えるものだと実感しました。
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