2008年12月9日火曜日

カンジキ

スキーの翌日に、カンジキをやりにSt Cergueまで行ってきました。カンジキというと新潟の奥深い豪雪地帯での古い伝統みたいに感じてしまうかもしれませんが、最近ではクールなカンジキ(フランス語でRaquettes)での雪山歩きが面白いみたいです。以下、写真でどうぞ。



まずはラケットというものについて、プラスチック製の靴の上にはく縦幅の広い板の様なものです。体重を面積の広い板で分散することで、雪に靴が埋まってしまうのを防ぎます。これで、どんな雪深い所でも歩く事ができます。スイスではスキーやスノボ、そりなどと一緒にラケットも気軽にレンタル出来ます。



この日は、快晴で雲がほとんどない素晴らしい青空でした。St Cergueから少し奥に入ったLa Givrineという村からスタート。広大な雪原を前に感動。早速歩き始めると確かに雪に埋まらず歩けるのは結構楽しい感触です。



少し歩いて行くと、遠くにモンブランが望める雄大な景色に出会う事が出来ました。この季節曇りがちな天気が多いのですが、モンブランまで望める様な快晴の天気は久しぶりです。







夏のハイキングとはまた違った風景と歩き方にずっと魅せられながら楽しいハイキングでした。何人か他にもラケットやクロスカントリースキーなどを自分のペースでやっていて、見ていていいなあと思いました。中々こうした環境は日本では難しいと思います。老後にスイスでシャレーを買ってのんびり過ごす、というのに憧れる人が多いのが分かる気がします。



冬のハイキングの良さを知った一日でした。

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