
<今日の一枚>
今 日は会社帰りにWMOにいる日本人(気象庁の人です)と一緒にコルナバン駅前にあるビアホール(Les Brasseurs)に行ってきました。ヨーロッパと言えばビールの種類が星の数ほどという所ですが、それこそ濁酒みたいな絞り立てのビールがおいしいの です。大勢で行くのがいいのですが、ビッチャーで頼むと面白い形の細長い背の高いピッチャーというか筒の様なものにビールを入れて持ってきてくれます。会 社帰りのビジネスマンの社交場にもなっているようで雰囲気も良くまた来てみたい所です。
<お仕事>
当然の事ですが、ヨーロッパと 言えども仕事上の人間関係のいざこざはしょっちゅうあります。今日は、改めて我が部署の人間関係、また外部との関係についていくつか考える機会がありまし た。前にも言った様に、僕の部署は外部の機関や担当者と接する機会が多く、常に良い関係を保っておきたいと思っています。しかし、人間の合う合わないも当 然あって性格的に合わない場合も多々あるようです。もはや、そうなると英語の問題ではなく、お互いの性格の相性の問題になってきて、それを調整するのは中 々大変です。先日、パリで会議があったのですが、その議事録をアメリカ人の同僚と一緒に作成したのですが、会議の議長をやっていたイギリス人がこれまた堅 物で非常に物事にこだわるタイプでして、今更ながらになって議事録に対してめい一杯のコメントと修正依頼を出してきて同僚のアメリカ人は憤慨この上なしで した。
一方で、例えば同僚のドイツ人は、ヨーロッパ宇宙機関から来た非常に堅物のドイツ野郎なのですが、あきれるくらいマイペースで、しかも自分 の主張を声高に主張し、物事を白黒はっきりつけたがるタイプでたまにやりにくい相手です。また、同僚のアメリカ人も含め、概して多くのアメリカ人やヨー ロッパ人は自己主張が強く、最初から声が大きいため自分のポジションをはっきりさせて、周囲とも打ち解けが早いのです。
その一方で、日本人は英語 は概して不得意、腰が低く余計な事は言わずに感情を表に出さないため、つきあい方も変わってくるようです。特に、日本人は外国人と一対一の場合はそこそこ 対等の会話は出来るのですが、集団の中での会話は全くを持って不得意なのです。そんな条件で、日本人の立場としてどのように振る舞って行けば良いのでしょ うか?僕が考えたのは、英語が下手なのはアジア人はどうしようもないので、その事実をまずはしっかりと受け止める。日本語と英語は構造と思想が大分違うよ うなのです。その上で、まずは日本人一億総市民英語は出来ないと思って、ゆっくりとはっきり話し、わかるまで聞く事が重要なようです。ユーモアやジョーク は後々で十分です。それよりも、話の内容ときちんと把握して、わかった上で会話が出来るためには、話の内容を把握する事、その上で英語を一語一句逃さない 事、話す時にはゆっくりとで構わないから性格にアクセントをつけて話す事が必要です。チーム内ではそこに打ち解けることも大切ですが、まずは着実に自分が 出来る事をしっかり進めて信頼を得る事が大切かと考えています。日本人はよく会議でも話さないと言われて発言力が弱いとされていますが、僕はむしろそれは 中身が弱いからではないか?と思っています。きちんと、議論の中身を検討していれば、話し言葉はたどたどしくても説得力はあると思います。まあ、今後どう なるか乞うご期待?
<生活>(水について)
ジュネーブはアルプスのイメージがある通り、清潔な環境で水もアルプスの雪解け水が豊 富で水道水もそのまま飲めるようです。但し、多くの欧米諸国で同様の様に、日本の軟水とは違って硬水(カルシウムやマグネシウム分が多く含まれている水) なので、日本人にとっては慣れ不慣れの問題はあるようです。僕は気にせず毎日タップウオーターを飲んでいますが特に今の所気になりません。むしろ、東京の 水よりもおいしいかも?また、なぜかお通じが良くなった様な気がするのは水のおかげでしょうか?
レマン湖も昔は汚かったようですが、今ではどこでも?泳げるまでにきれいになったようです。

<今日のビール>
(写真)スイス産、Feldschlösschen Beverages Ltd.社、FELDSCHLOSSCHEN/ORIGINAL、アルコール度数4.8%、味はライトテイスト





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