
<今日の一枚>
レマン湖の岸辺を沿う散歩道です。長くて幅の広い場所なので、晴れた日には市民や観光客の憩いの場となっています。ジュネーブはこれからがいい季節だそうです。天気はコロコロ変わりますが、晴れていれば夜9時以降も日が出ているので夜更かししてしまいます。
<お仕事>
今日まで地球観測に関わる大きな国際会議が続いていました。昨日は総会のようなものが開催されまして、そこで僕の発表がありました。何度も外国で英語のプレゼンはやっているつもりなのですが、さすがに今回のプレゼンは緊張しました。新たな部署での発表であり、しかもその部署が世界中から注目を浴びている事もあって、プレゼン自体の意義が非常に大きかったからです。周囲は各国の国際地球観測機関から集まってきた部長クラス、あるいはプログラムディレクター級の人たちが多く、あっしのようなペイペイにプレゼンさせるとはなんつうこと?!などと思いつつ、また本来であれば我が部署のディレクターのアシャシェがやるようなプレゼンだと思いましたが、これも与えられた修行の一つと思うようにしました。しかし、結果的にはなんとかこなすことができました。質問もいくつか出ましたが、フィンランド人の同僚と共になんとか切り抜けました。同室であるフィンランド人のアンティは、この部署に昨年から来ていて1年近く僕の先輩にあたりますが、それでも昨日の会議は「We are survive!」と表現するほどそれなりに緊張したのです。
今日の会議は分科会になり、それぞれ会議室を分けて少数に分散して行われました。僕もその一つの分科会に我が部署の代表として参加しました。昨日の様な総会の雰囲気よりは打ち解けた形で具体的な議論で進められますが、それでも僕自身にバックグラウンドの情報がまだ足りていないため途中途中でわからなくなる事がままあります。それでも、なんとか我が部署としての進捗や要求事項、今後の連携などについてかなり具体的に議論することができました。
まだまだ未熟だとは思いますが、国際機関としての僕の存在をある程度アピールできたと思っています。とにかく、まずは周りに顔を覚えてもらわないといけないという所もあるので、出来るだけこうした会議に出席して課題をもらってこなしていくのが最適なOJTかと思っています。なので、仕事はなんでもいいから手を出してみるというのが現状の僕の方針です。与えられた仕事を見積もって出来るかどうか精査するのは当然ですが、まずは僕は自分が新しい部署でどこまで出来るか自分自身で見積もるためにもそうした方針で進めたいと思っています。
こうしてようやく、少し新たな部署での貢献が小さいながらも出来た実感があります。ディレクターのアシャシェへこれから報告するための資料を英語で書かなくてはいけませんが、ようやく自分自身に満足のいく報告書が書けそうです。
一方、一日中会議で潰れてしまうと自分の仕事はその後残業でということになるのですが、はっきり言って昨日と今日は定時後はExhaustしてしまいました。昨日は会議後のレセプションがあったため交流を深めるために、ワインとオードブルで立食パーティに参加していました。今日は、日本の同僚が最終日ということもあり、ジュネーブの旧市街に出て初めての本場でのチーズフォンデュを食しました。チーズは匂いが結構特有ですが、食べるとこれが結構いくらでも入るから不思議です。同僚によりますとチーズのなめらかさなども違うようであり、やはり本場は違う?

<生活>(電話とADSL)
生活立ち上げ情報とし、電話とインターネットについて書きます。
一番感心というか驚いたのは、手続きが全てオンラインで行えるということです。むしろ、電話でやるとつながらなかったりする事が多いようで、僕は最初に電話で申し込もうと思ったのですが、中々つながらず、業を煮やしてホームページから手続きしたら、すんなり申し込みが出来ました。スイスの場合、固定電話は Swisscomという会社になります。日本のNTTにあたる様な会社です。ホームページから申し込むと、何日後に回線が立ち上がるから後は電話を自分でつないで使える様になりますよ、という手順です。その後、契約書が郵送で送られてきてサインして返送するだけです。非常に簡単です。但し、一点だけ注意があり、賃貸、アパートの場合は以前の住人の名前と電話番号を申し込み時に告げる必要があります。回線状況を把握して自動的に立ち上げるための情報なのだとは思いますが、なんでこっちから教えなくては行けないのかな?と思いました。契約の保証として必要なのかな?どうかはわかりません。
一方、今や必須と言えるインターネット接続ですが、スイスにももちろんいくつかのプロバイダーがあり、日本の様に日々競争しているようです。僕は、面倒臭かったので Swisscomが進める大手のbluewinという会社に入りました。もっと安い所もあるようですが、詳しくは調べていません。固定電話の契約に続いて、これもホームページ上から手続きできるから便利です。メニューは3種類でADSL2000, 3000, 4000が基本で、それぞれ下りが2Mbps, 3Mbps, 4Mbpsという保証ランクになっています。基本はその3種類のサービスなのですが、それ以上のプレミアム的なサービスもあります。僕は、一番安い 2000を選びました。一人だったら十分です。ADSLの場合一番困ったのは、申し込みや設定のマニュアルがフランス語かドイツ語なことです。固定電話の時には英語もあるので大丈夫なのですが、ADSLの申し込みになると会社が異なるためか、突然デフォルトがドイツ語になります。フランス語もたまにない場合があります。辞書とにらめっこで訳すのもいいのですが、僕はドイツ語の辞書を持っていなかったので、そんな時に役になったのが会社のインターネットを使ってgoogleの翻訳システムを使って英語に変換できたことです。googleの文書翻訳は完全ではなく、所々意味不明な翻訳をしますが、それでも7、8割翻訳できれば大体意味がわかるので便利でした。
その後、申し込みが済むと、ADSLのスターターキットがbluewinから送られてきます(以下写真)。

ADSL2000の場合にはADSLモデムが非常に小型となります(以下写真)。

品質は日本ではFlet'sを使っていたのでADSLはよくわかりませんが、こちらではたまにネットワークが混んでいるせいかつながらなくなることがたまにあります。ADSLってそんな品質なんでししょうかね?

<今日のビール>
写真)フランス産、Kronenbourg社、Kronenbourg、アルコール度数4.2%、味はライト、1664と同会社だけれどこちらの方がおいしいような気がしました。
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