2006年9月3日日曜日

バスに揺られて

風邪を引いてから家に閉じこもりがちだったので、今日はぽかぽか陽気で快晴だったので、ジュネーブの発達しているバスに一日乗って色々行ってみることにしました。

<Ferney-Voiltaire(フェルネイ・ボルテール)>
フランス領のであるフェルネイに行ってきました。バスで約30分位でしょうか。ジュネーブはフランス国境に接しているため、フランス国境付近に住みながらジュネーブに通勤している人も多くいます。何よりジュネーブの住宅事情の悪さと物価の高さを嫌ってフランスに行く方がいいという人が結構いる訳です。気軽に行き来が出来ます。国境では検問はあるのですが、ほとんど車も人も素通り状態です。但し、車は徐行して、たまに停止の合図が警備員からかかると止まらなくてはいけません。



街の中心の通りです。銅像が道のどまんなかに建っていましたが総大司教であるフェルネイさんという縁の人が昔いたのでしょうか?



街自体は非常にこじんまりしています。如何にもフランスの田舎街という感じです。日曜日なのでお店はほとんどお休みです。いくつか開いているカフェでビールやカフェで談笑に花が咲いていました。



街には至る所に花がこのように植えられていました。きれいですね。しかし、春から夏の間の精一杯の華やかさなのかもしれません。秋から冬にかけてはどうなるのでしょう?

<CERN(欧州原子核研究機構)>
ジュネーブとフランスの国境をまたがる世界最大規模の素粒子加速器を持つ有名な研究所です。宇宙の起源をミクロな視点から研究しているこの研究所はインターネットのWWWを生み出した研究所でもある訳です。ここもバスですぐに行ける場所にあるのですが、中々訪れる機会がありませんでしたが、今日ふらりと立ち寄ってみました。日曜なので想像通り受付も開いていなく、守衛に聞いても中には関係者しか入れないと言われてしまいました。しかし、外に変な形の建物が。。。



球形の一際目を引く建築物は、ガリレオガリレイスクエアと言い、見学者用の展示室なのでした。早速入ってみました。CERN50周年記念としてスイスが作ってくれたとのこと。



中にはCERNの研究を分かり易く説明したパネルが何枚か壁に張られていました。昔、少し勉強していた事もあり記憶を思い起こしながら眺めました。非常に簡単に言ってしまうと、加速器を使って素粒子同士を衝突させて宇宙の初期の状態を再現し、その期限を解明しようという壮大な研究なのです。日本からも多くの研究者が常駐しているとの事です。



加速器の断面です。素粒子が通る中心の管を素粒子を制御するための磁界を発生させるコイルがごつく囲んでいます。加速器はフランス側にあるのですが、全長27キロメートルの円形をなす巨大なものです。



CERNのゲートだけ撮ったので載せます。入り口は何カ所かあります。ツアーに申し込めば加速器も見れる様です。



CERNの前通りにあるスイスとフランスの国境検問所。車は徐行して通り過ぎています。

帰りのバスで日本から来た研究者の方と話す機会がありました。日本人は約100名いるそうです。また、加速器を使う研究は24時間監視が必要であり3交代で行うのだそうです。頭も使いますが体力も使う仕事の様です。

<今日のビール>
オランダ産、AMSTERDAM社、AMSTERDAM、アルコール度数6.8%、強いビールです。



<今日のチーズ>
Weight Watchers、COOP製、カロリー控えめらしいです。確かに味は軽めだが匂いはそれなりにあります。





明日からイタリア出張です。

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