ESAは欧州17国の共同による宇宙開発機関です。言語も違う17カ国が共同しているという事自体に非常に驚きを感じます。それだけに洗練されたチームなのでしょう。人員と予算の規模はNASAに次ぐものです。
2日の審査会で数々のプレゼンテーションみっちりと議論、吟味しました。昼食にもワーキングランチで議論を続けていました。こうした設計審査のスタイルは各国おおよそ共通のものであるのですが、他国の物を学ばせてもらっている事もあり非常に有意義です。アジア人は僕一人。参加者の中では目立っていました。僕自身は発表はなかったですが関係者との調整をずっと行っていました。
フラスカティは、白ワインやオリーブの産地である避暑地のカステリ・ロマーニ地方にあります。白ワインはすっきりした味で軽いです。ハウスワインは1、2ユーロという値段で飲める様です。食事も安いのでおいしいイタリア料理とワインを望むにはいい場所です。以下、2つ程フラスカティの名所です。

アルドブランディーニのヴィラ(Villa Aldobrandini)です。街の真ん中から坂の上を登る様に建っている代表的な建物です。

街中の広場(サンピエトロ広場)にある教会です。街中は夕方から人が街のあちこちで夕涼みや散歩をしながら、遅い夕食をとります。
レストランはピザ、ブルスケッタ、パスタをはじめ大変良心的な価格でおいしくボリューム満点です。しかし、レストランは大体大勢の人数で行くものであり仲間なしの一人ではほとんど入れないような雰囲気です。
しかし、この2日間のイタリアは暑かった!夏が戻って来たと思われる程の陽気でした。イタリア人達は陽気で気軽な服装で夕涼みを楽しんでいました。スイスからイタリアに来ると人種がまた全然違うのを感じます。当然人に寄りますが、おおらかで陽気なイタリア人、一方で要領は悪く、責任感があまりない?ということを感じてしまいます。
ところで、ローマは公共の交通機関が終わるのが非常に早いです。ジュネーブからローマに到着したのは夜の9時くらいで、そこからローマテルミニ駅まで直行のレオナルドエキスプレス(11ユーロ)でテルミニ駅に着いたのが10時ちょっと過ぎ。その時にはもうフラスカティなどの郊外への電車はほとんど終わっていました。ローマ市内の地下鉄も10時過ぎには閉まってしまいます。後は、バスかタクシーしかなくて郊外へはタクシーしか手段がありませんでした。
21歳のタクシーの兄ちゃんも陽気です。フリーウエイを150キロ以上でハンドルから手を離して身振り手振りの大げさなモーションで喋りながら運転していました。乱暴な男だなあと思っていたのですが、良く良く話すとまじめな良い青年である事がわかり、両親(特にイタリア人の男性はマンマを大切にする)を気遣う普通の21歳だった訳です。ギャップが大きいなあ。
飛行機はアリタリア航空がジュネーブのコアントラン空港とローマのフイミチーノ空港を結んでいます。1時間ちょっとのフライトですが飲み物とコーンアイスクリームが出ました。帰りの飛行機は遅れて結局ジュネーブに帰って来たのは日付がかわった時間でした。
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