サンディエゴ・ラホーヤにて（１）

東海岸のアナポリスから西海岸のサンディエゴはラホーヤに土曜日に移動しました。飛行機は夕方だったためタイ人で一緒の会議だった同僚パコーンとモールなどを巡りながら時間をつぶしました。パコーンはタイの宇宙機関であるGITSDAのスタッフです。愛嬌のあるやつで冗談などを言いながら気安く付き合える事のできる楽しい奴です。アメリカのインディアナ州にあるパーデュー大学に留学していたことがあるそうで、道理で流暢な英語だと思いました。彼と色々話しをしているとアジア人がまだまだ英語が大きな西洋とのコミュニケーションの壁となっている事を感じました。彼は技術の出身であるのに、英語が出来るというだけでその方面の仕事ばかりさせられており、逆に技術がおざなりになっている現状があること、などは日本も同じ状況かと思いました。しかも、タイは日本よりも技術の出来る人間が少ないので、英語が出来て技術の出来る人間は本当に貴重の様です。彼のようなアジアの仲間は本当に貴重です。これからも仲良くしていきたいと思います。彼はLA経由でタイ航空でタイに帰国、僕はデルタ航空でサンディエゴに向かいました。

さて、デルタ航空はバルチモアからサンディエゴまで直行ではなく、途中ソルトレイクシティで同じ航空会社なのに乗り換えが必要です。東から西に移動するまでに７時間以上もかかります。今回はエコノミークラスなので、窮屈を覚悟していたのですが、一番前の席だったので足を伸ばせてゆっくりすることが出来ました。デルタ航空は中々乗る機会がありませんが、映画を見るためのヘッドセットが２ドルで貸し出し、アルコール類も５ドルで売っており、結構サービスはけちなようです。そう言えば、ロンドンでは没収されなかった小型の消臭スプレーですが、ボルチモア空港では手荷物を念入りに検査されて没収されてしまいました。さすが、アメリカ？！

さて、ソルトレイクシティから飛行機を乗り換えて、最後サンディエゴまでの飛行機に乗ったのですが、隣のおばさんと親しく話すことが出来ました。彼女はソルトレイクシティで何かの大きな組合の会合に出席した後だそうで、その帰りのようでした。僕が宇宙航空のエンジニアだと言ったら、彼女も宇宙通信のエンジニアだったそうで、色々お話することが出来ました。さらに、サンディエゴに着いてからラホーヤのホテルまで自宅の途中だということで車で送ってくれたのです。久しぶりに道中の出会いに人間の温かみを感じました。

さて、サンディエゴですが、僕は初めての訪問です。有名なのは世界的な動物園や水族館、それに言わずもがなのビーチとマリンスポーツでしょうか？海軍やカルフォルニア大学のサンディエゴ分校も敷地を大きくもっており、今回の会議もその中にあるアメリカ海洋大気庁（NOAA）のスクリプス海洋研究所という場所で行われます。

以下、ビーチなどの写真です。



西海岸はやはり椰子の木でしょう。ホテルと海辺のウォークロードです。サンディエゴはメキシコの国境約２０マイル（３２キロくらい）なので、秋とは言えまだまだ日差しも強く暖かい日のようです。



西海岸です。やはり広くてきれいです。アメリカの西海岸はどこもこういう感じのようでうらやましい限りですね。ごみ一つ落ちていません。散歩やランニングしている人、泳いでいる人、カヤックで沖まで言っている人、サーフィンしている人、アクアラングを背負っている人までいました。



ホテルのベッドはやはり二つありました。しかも、一つがキングサイズです。インターネットもつなぎ放題です。窓からはプールや浜辺が見えます。アメリカのホテルは基本的に冷蔵庫は空で自分で買ってきた物を入れる仕組みです。また、コーヒーや紅茶は部屋でもフロントでも飲み放題です。





朝食のバイキングです。飽食のアメリカ。。。なんでも大型・大量です。特に西海岸は東海岸よりも量も大きさも増えていると思うのは気のせいでしょうか？



ホテルのプールです。まるで初夏の南国にいるようですね。これが仕事ではなくて家族でのんびり来れたらと思います。







日曜日にショッピングモールに行ってみました。ここら辺は車がないと何も出来ないのですが、残念ながらWMOの規程ではレンタカーを借りるのは難しいので、今回はタクシーで行きました。アメリカのモールはどこも似たような感じで、ブランドショップを取り囲むようにMacy's（写真中）、SEARSなどのデパートが建っています。そういえば、ハロウイーンのシーズンですね。専門ショップのHaloween Express（写真下）の様な仮装用品、トリックアンドトリート用のお菓子などが売っています。



やはり、西海岸といえば夕日ですね。沈む夕日を見ながらゆっくりと散歩するのはここの特権と言えるでしょう。