2006年9月20日水曜日

サンディエゴ・ラホーヤにて(2)

カルフォルニア大学のサンディエゴ分校の中にあります。西海岸のカルフォルニア大学(University of California)はそれこそ西海岸の至る所にあり、サンディエゴ分校(UCSD)、ロス分校(UCLA)、サンタバーバラ分校(UCSB)などなど、その範囲たるや相当なものです。大学と軍の施設やNOAA、NASAの施設が併設あるいはなんらかの協力関係を保っているために官学の相乗効果(Synergy)があるのかもしれませんね。それにしても、これらの分校がどこも海岸沿いにあるのは本当にうらやましい限りです。日本では中々無理な風景ですよね。 (写真下)



会議の方は、各国の宇宙機関の地球観測部門の代表者が集まって議論する会合でした。僕は本当にぺいぺいなのですが、JAXAの上司や執行役もいる場所で今いる部署での責任ある発言、あるいは調整を英語で行わなければなりません。相変わらず「俺がやっていていいのか?」と良く思うのですが、最近は本当に開きなおりつつあります。こうなったら、本当に皆にとって良い方向に進むように好きな事をやるまでです。縮こまっていては逆に外国では「発言しない使えない奴」ととられるので、自分のある意味言いたいことを言える様にしていかなければならず、最近ようやくそうなれつつあります。

会議後は、そのJAXAの上司と執行役と一緒にご飯を食べに行きました。今の日本や仕事のあり方についてありがたい助言と議論が出来て久しぶりに良かったです。こういう上役との議論は大切であり、コミュニケーションをきちんと図っていくことが大切ですね。

さて、また以下にいくつか写真を載せます。

会議後のレセプションでの風景。各国の部長級以上(地球観測部門の執行役以上)の人たちが集まっています。NOAAスクリプス研究所長の挨拶。





レセプションは海の見えるコテージの様な所でオープンスタイルの立食形式でした。こういう場所で交流を深め相手の考え、それぞれの機関の事情、自分の意見に対する考え、共同戦略の下地練りなどを行うことが非常に大切になるわけです。



ちょうどサンセットを撮ることが出来ました。こういうのが毎日見れるのが豊かというのでしょうか?



おまけですが、日曜日にホテルの近くの韓国人の経営するアジアレストランで食べた寿司定食です。カルフォルニアロールと普通のにぎりでしたが、にぎりは中々おいしかったです。最近は、アメリカでは寿司はもはや一般食なのでその質も相当上がっているようですね。

今日、ジュネーブに戻ります。

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