2006年10月17日火曜日

スランプもどき

<お仕事>
1週間が始まっているのですが、今週も何かとばたばたしています。しかも、なんとなく最近仕事のやり方がまずいのか、自分で満足できる仕事が出来ていません。仕事が相当核心に迫る様な感じになっていくにつれて、ちょっとでもベクトルが間違えばはじきとばされてしまう様な感触を受けています。周囲ともうまく連携が取れない様な感じで、壁にぶち当たっている感じです。スランプなどというほどではないとは思うのですが、スランプもどきかもしれません。

しかし、その一方で先週の仕事の失敗を通して、何かと少し見えて来た事もあるような気がしています。ヨーロッパの上司に叱責をくらうという中々出来ない体験で、どうなんだろう?と思っていましたが、何の事はない叱責については非常にさっぱりした感じです。それとは別に、今度は逆に僕に対してより注意を向けてくれる様な感じになってくれた様になり、ともすると個人主義がベースの欧米スタイルの仕事のやり方に少し躊躇していた僕にとっては事務局長とのコミュニケーションが少し深まったような気がするのです。

欧米は個人責任ベースのエキスパートを大事にする仕事のやり方なので、個人で仕事を管理して進めて行かなければなりません。最近は日本でも成果主義を取り入れて来たので、そういう風潮になりつつあるかもしれませんが、欧米では国連といえども成果は別として個人責任が重くのしかかります。その個人の責任の上に上司の責任がはっきりと明確に見えるのです。

ジュネーブでの仕事も半年を過ぎ、色々変わりつつもあり、色々な事が一段深く見えて来ているのかもしれません。もっと色々深く学ばないと行けない事が数多くあります。

<生活>(本)
ここ最近2冊本を読みました。
「日本語の年輪」(大野晋著):前に読んだ「日本の神様」の著者ですが元々日本語の研究をしている人です。昔は中高で習う古文漢文はほとんど頭に入ってきませんでしたが、この本は面白かったです。自分の再教育も少しやらにゃいかんな、と個々最近感じている次第です。自分の子供達に本当の日本語を教えてあげられるくらいに。。。

「他人を許せないサル」(正高信男著):IT世間につながれた現代人、携帯、インターネットを手放せない現代人を描く日本の世間論です。個人主義が進む日本社会で、人々は携帯とインターネットで世間付き合いをしている日本人の原点があると言う事に思わず納得してしまいました。ブログやMIXIも世間話しなのだそうです。それらを通して人々は世間付き合いをするようになったのだそうです。そうして段々、日本人はサル化(退化)しているのだそうです。もっともですね。便利なものがなかったダ・ビンチにかなうはずありません。

<今日のビール>
ドイツ産、MEISTER社、MEISTER LAGER、アルコール度数5.2%、すっきりさわやかな味でした。

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