それと昨日から今日の未明にかけてサマータイムが終了しました。ヨーロッパやアメリカでは1時間時間を戻しました。日本とは時差が7時間から8時間に変わりました。僕はその事をすっかり忘れていて電車の時刻に遅れると思って慌てて駅に行ったのですが、時間が1時間早い事に気づき一杯食わされてしまいました。せっかくの1時間余分の睡眠を取り損ねてしまった気分です。それはさておき、これで今後は朝は多少7時でも多少明るくなりますが、夕方は日が沈むのがもっと早くなります。
さて、リヨンの日帰り旅行を以下写真付きで紹介します。リヨンは地球の歩き方などを見ると、フランス第3の都市で中世からの美食の都だそうです。高級レストランはもとより庶民の家庭料理のビストロまで味にはお墨付きがあるようです。また、昔から印刷と繊維の街としても栄えて来たようです。今回は、これらの特徴を堪能する事はできませんでした。主な観光スポットを歩き回っただけですが、それでもリヨンという街を少しでも体感できたのではないかと思います。
まず、リヨンとはどこにあるか?→ここです(グーグルマップ)

上で述べましたが、出発の1時間早く駅についてしまったので駅の側のカフェで時間つぶしです。EspressoとCroissantで軽食をとりました。


ジュネーブからリヨンまではRE(Regional Express)かTGVが通っています。REだと往復で70フランです。TGVを使うともう少し高くなります。フランスへ入るためスイスの半額パスは使えません。REだと約2時間の旅行です。今回はREの2等で行きました。大体ヨーロッパの鉄道はどこも1等か2等の区分です。客車はコンパートメントで4人がけの対面方式です。結構込んでいて席は満席に近かったです。
ヨーロッパの鉄道の旅で面白いのは、同じコンパートメントで色々な国の人が交わるのが常識だということです。特にスイスの場合は、フランス語、ドイツ語、イタリア語が入り交じります。なので、日本人の僕もさしてフランス語だけに構えて乗り込む必要はなく気軽に利用できる気分になれます。人種も様々で、黒人、ラテン系、イスラム系、スロベニア系、ゲルマン系、アジア系など、誰かがアメリカは人種のるつぼと言ったそうですが、ヨーロッパの方がある意味より人種のるつぼではないかとさえ思います。今日の、僕の座ったコンパートメントには、子供二人を連れたフランス人のお母さん、ドイツ人のカップルの旅行者、それにアジア系の女の子でした。

リヨン駅は2つあります。1つは旧市街に近いPerrache駅と、新市街にあるPart-Dieu駅です。ジュネーブからはPart-Dieu駅に到着します。新市街は近代的なビルが建ち並ぶオフィス街のようです。駅も近代的で大きく人がたくさん行き交っていました。


リヨンの観光の見所は旧市街なので、新市街からは数キロ離れていますので地下鉄やトラムなどで行く必要があります。リヨンは地下鉄が良く整備されています。写真上が地下鉄マップです。写真下は改札です。パリも同じ様なシステムですが、チケット(Carnet:1枚1.5ユーロ)を買って入る時だけ改札に通します。出る時にはCarnetはいりません。1時間以内であれば他のトラムなども共通で乗り放題です。


最初に街の中心地であるベルクール広場(Pl. Bellcour)に行きました。サンテグジュベリの像が真ん中にある大きな広場です(写真上)。向こうの丘にはノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂が見えます(写真下拡大)。ここら辺はまだ新市街のエリアになるようです。


さらに地下鉄に乗って、丘の方を目指します。ソーヌ川をはさんで丘の一帯が旧市街になるようです。まずは丘の麓にあるサン・ジャン大司教会(Primatiale St-Jean)に行ってみました。中に入ってみるとステンドグラスの美しさにしばし感動。ここのステンドグラスは僕は素晴らしいと思いました。数あるヨーロッパの教会は結構見て来たつもりですが、僕の感想では今までの中で一番かと思っています。


次に、丘の上にあるノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂に行きました。麓からケーブルカーが出ています。一際目立つ聖堂です。中に入ってみるとステンドグラスは特徴ありませんが、周りの作りが非常に豪華でした。柱や壁の彫刻の華やかな事は、これまた逆に今までで一番かもしれません。
ここで一つ疑問が湧きました。聖堂と教会って何が違うんでしょうか?インターネットで検索したら、聖堂はキリスト教 での礼拝施設の名称で、ミサや種々の典礼儀式が行われる場所、教会は主イエスキリストを信じ、キリストの権威のもとで、協力し合う人々の集まりのこと、だそうです。うーん、良くわかりません。教会は必ずしも場所を示すものではないらしいのですが、場所の呼称で何々教会と言っている以上、その目的のための建物だとは思いますが、聖堂との区別がつきません。。。もうちっと勉強しなくては?

聖堂の脇からリヨンの市内が一望に眺められます。素晴らしい景色です。リヨンはソーヌ川(手前)とローヌ川の2本の川が流れています。赤い屋根が印象的ですね。一つだけ高いビルがありますが、これはラディソンホテルみたいです。


丘を降りて、麓には旧市街の街並みが渋く味のある猥雑さが良い感じです。ごちゃごちゃしている街並と人ごみ、そしてオープンスタイルのレストランなど、フランスはこの雑然とした猥雑さが特徴ですよね。

ソーヌ川です。遊覧船も出ています。パリのセーヌ川やポンヌフ川の情景と良く似ている気がします。これもフランスの特徴でしょうか?

歩き疲れたのでカフェでビールを一杯。僕は、歩くのが好きなので歩けるのであればとことん歩いてしまうタイプです。連れがいると文句を言われるので一人で歩くのが好きですね。


リヨン美術館です(写真上)。下の写真は側の噴水の彫刻がすごかったので思わず撮ってしまいました。今日は日曜なので美術館や博物館は閉まっている所が多そうでした。

新市街にある目抜き通りです。ブティックやブランドショップが立ち並びます。

ローヌ川です。ジュネーブのレマン湖から流れて来ているのです。ここまで来ると川幅も広く水量も多いですね。ここから地中海まで行っているのですね。対岸に見える建物は大学のようです。

歩き回ってから、夕方に再び駅に戻ってジュネーブに戻りました。帰りの電車は新型のきれいな車両でした。今日は駆け足でしたが、今度はできればリヨンのフランス料理を味わいに来たいと思います。
<0から始めているフランス語5>(今日の会話他)
Je veux avoir ça? (これがほしいのですが)
Une bier, s'il vous plaît(ビールを一杯ください)
Sandwitch au jambon et jus d'orange, s'il vous plaît(ハムサンドイッチとオレンジジュースをください)
今日は少し会話できたのでうれしかったです。
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