スキーは準備が大変です。昨日の話になりますが、実はスポーツ店に行ってスキーと靴をレンタルしてきました。ジュネーブでスポーツ店で手軽にスキーをレンタルできます。僕の行ったUniversal Sportsでは一日から2週間までを1日単位で、それとシーズン中(4月末まで)の貸し出しを行っています。
僕はこれから何回か行く事を見越してシーズンレンタルにしました。スキー、ストック、靴のレンタルと防止とバッグの購入分を入れて合計約400スイスフランでした。シーズン後は返却か購入も可能で、シーズン開始の値段からレンタル料を差し引いた額を支払えば買い取れるようです。スキーは最近のモデルのカービングスキーです。10年以上ぶりだとスキーもさすがに進化したことを感じるのは、あまりのブランクですね。
さて、準備万端後に本日向かったのはイタリアのクールマイヨール(Courmayeur)というスキー場です。ジュネーブからバスでフランスを抜けイタリアまで約2時間弱でした。フランスのシャモニーを抜けていく道で山を貫通する長いトンネルを通って行きます。ジュネーブはスイス国内、フランス、イタリアへとスキー場には事欠きません。車は必要ですが1、2時間走れば数多くの選択肢があります。
到着してまず思ったのは、雪が少ない!と言う事です。先日、ジュネーブやフランスにも大雪が降り相当積もったかと思いきや、スキー場はどうやらかなりの雪不足のようです。ただ、普通に営業出来る程の雪はあるので、早速ゴンドラに乗って山の上の方に登りました。スキー場は山の中腹1000メートル位の所から上にあります。逆に、1000メートル以上でないと雲が立ちこめており太陽が拝めないのがヨーロッパの気象の様です。
以下、いくつか写真付きでどうぞ。

ゴンドラから今度はリフトや別なゴンドラがいくつもあり、それらに乗り換えてさらに上を目指します。スキー場は結構な人がいましたが、それでもスキー場が広いのでそれほどストレスなく滑れます。日本のスキー場と違うと思うのは、障害物が少ないので止まる事なくすーっと滑れてしまうということでしょうか。
あと、滑っている人は結構上手な人が多かったです。イタリア人は過去に有名なアルベルト・トンバというオリンピックで金メダルを取った選手を出しているせいからなのでしょうか?トンバに続け、という人が結構多いとか?僕は、最初に少し滑っていたら感覚を取り戻して来たのですが、ほどなく体力が底を尽き、午後はへろへろになりながら滑っていました。日本人クラブの人たちも素晴らしく上手な人たちが多いです。今日の僕はついて行くのが精一杯という感じでした。。。体力をつけねば!



スキー場の周囲は有名なアルプスの絶景の山々が立ち並びます。写真上はヨーロッパ最高峰Mt. Bianco(イタリア語、フランスではモンブラン、4810メートル)です。写真中では氷河も見えています。写真下、この景色を見るだけでも十分満足出来るかと思います。レストハウスでは昼時には多くのスキーヤーが景色を眺めながらくつろいでいました。
雪質はそこそこ良かったのですが、午後からは気温が上がって来て段々と水気を含んで来て重くなって行きました。へろへろになった僕は午後は3時前には引き上げて、クレイマイヨールの街に降りて行きました。

スキーの後、バスが出発するまでクールマイヨールの街を歩いてバーなどでビールなどを飲みながら体を休めました。フランスのシャモニーもそうでしたが、クールマイヨールの街も冬はスキー、夏はハイキングなどの観光名所となっており、街中はホテルやブランド店などが立ち並んでいました。ホテルは一般的にシーズン中は1週間単位の予約が必要な様です。数日単位の予約は受け付けてくれないらしいので注意が必要です。
今回のスキーツアーは久々に体を全力で使った疲労感があり、疲れながらも良かった一日でした。普段使っていない自分の体を疲れ果てるまで酷使する、という事が体の毒素を出して心地よい疲労感を醸し出す事を長い間忘れていた様な気がします。
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