2008年5月19日月曜日

会議の1週間

今週はずっと会議です。基本的に会議は嫌いです。どっちかと言うと具体的なシステムとか物づくりをしている方が好きです。日本にいたときにはそういうプロジェクトをやっていました。何度も言う様ですが、こっちの仕事は調整会議ばかりです。僕は事務局側の作業なので、会議中はずっと議事録取り、事務局に対する活動方針に関するのご意見徴収(これが意外に多い)。必要に応じたプレゼンなど、会議中はほとんど気が抜けません。こうした会議は必要な事はわかります。大事な事もわかります。しかし、必要のあるのかどうか疑問の会議が多すぎる気がします。

国際調整という名の下に自分がどこそこの国に行きたいから、とかあそこの国で会議したいなあ、とか言うとんでもない意見も良く耳にします。先進国の人達に多い意見ですが、途上国の人達はそこに行き着く旅費さえないので、限られた人達しか行く事が出来ません。特に、日本からの出張者は取り巻きが多すぎです。一人で来い!って言うくらい秘書や鞄持ちが多過ぎです。特に、多い国は意外に決まっていて、中国、ロシア、日本、など、数で勝負、っていう国があります。

あと、今日の会議でもイライラしたのですが、物事のプロセスにこだわる人が結構多いのです。国際機関はチームワークなので、物事を進める際のプロセスは大事ですが、プロセスにこだわるあまり物事が進まないケースが多々です。結局、国際機関の取り決めなどガイドライン的な物が多く、ルールを規程したものでない限りではGood Willに依存してしまうので、如何に人々のGood Willを鼓舞するかが決め手なのですが、中々そういう議論にならない。今日もずっとプロセスをめぐる堂々めぐりの議論が多く、やる気が失せてしまいました。

国際機関では、もっと柔軟なアイデアが必要なのではないでしょうか?合意形成のプロセス、ガイドラインの作成や承認のプロセスも大事ではありますが、もっと実を取る仕事をしてもいいのではないか?と素人が思います。そうしないと、どんどん国際機関としての価値は下がって行く様な気がします。

明日からの会議もどこまで柔軟になれるか見守りながら、この忙しい1週間を乗り切りたいと思います。

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