2008年5月18日日曜日

Narcissus Poeticus

昨年もこの時期に見に行ったのですが、ハイキングがてらナルシスを見に行きました。昨年は八分先だったようで、今年はこの時期に満開の予想を立てて友人たちとヴヴェイ地方のレ・プレイヤード(Les Pleiades)という所まで行ってみました。ナルシスは水仙に良く似た水仙属の花です。西欧産の花でナルシズムの言葉の由来になったギリシャ神話の少年ナルキッソスの化身と言われています。生息しているのはレマン湖畔のモントルーの周辺の山なのです。5月の雪とも呼ばれる花で真っ白な山の斜面を飾る事からこういわれますが、最近では絶滅の危機が心配されて保全地区になっています。

今日は、昨日と同様あいにくの雨模様。しかし、所々で晴れたり曇ったり雨が降ったりと局所的に変わる極端な天気でした。ジュネーブではレマン湖畔を移動すると移動する毎に晴れから曇り激しい雨になったりと変化することがあり、ジュラなどの地形が多分に影響しているのだと思います。

さて、レ・プレイヤード到着後早速湿地帯を通ってナルシスが咲いているとされる場所まで行ってみました。



どんな様子だったかと言うと、結論はまだちょっと早い・・・でした。今週は雨がちで気温が低かったので、まだつぼみのナルシスが半分以上でした。それでも、ご覧の様に草原が所々白く見える様に咲いているのがナルシスです。満開では真っ白になるくらいだそうです。もう1週間か2週間待たないといけないかもしれませんでした。ちょっと残念です。





もう少し近寄って見てみると、結構きれいに咲いているのがわかります。たんぽぽや菜の花との色の対比もきれいです。たんぽぽの様に自然に生息している所に自然の美を感じます。



接写で撮ったナルシスです。日本ではあまり見ない様な珍しい花ですよね。頭を垂れる様に咲いていて野草ではありますが可憐な感じを受けました。

今日は、あいにくの雨で本当に残念でした。ところで、雨のジュネーブの休日を過ごす方法は意外に難しく、中々実は良いアイデアがないのです。ゆっくりと読書でもするのがいいのかな?

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