ミャンマーの台風による被害10万人以上の犠牲が起こったと思ったら、次は中国四川省の大地震です。2万人以上が死んでいる模様です。これだけの規模の犠牲者が出るのはアジアだけではないでしょうか?まさに、緊急災害です。
各国は支援を申し出ていますが、外交ルートの調整によって社会主義の中国と軍事国家のミャンマーへの支援は一筋縄ではいきません。そんな事をしている間に、72時間を過ぎると瓦礫の下の人達はどんどん死んで行くのです。やっぱりサンダーバードは必要なのです。いつでも、どこでも緊急事態が起こった時に駆けつけてくれるエンドユーザの親身の希望に答えてくれるのはお上ではなく、こうしたスーパーヒーローなのです。
スーパーヒーローの存在をどこかで認めなければいけないのだと思います。人々の心理というのは、何かにつけてすがる物が必要なのです。自分自身だけでは不安なのです。だから、宗教に走る人もいるのです。何もなく安穏と生きて行ける人には分からない心理です。少しでも不安のある人は、不安のやり場に困った時にどうやって解決しますか?人に話す。ストレス解消になる自分なりの方法を行う。など色々あると思いますが、大体「他に頼る方式」ですよね。
つまり、人間は一人では生きて行けないのです。何かと関係を持って、そこから自分の糧となる物を見つける。もちろん負となる存在もあると思います。そういう物との上手な付き合い方も大切です。また、一見負となると思っていても、実は益をなしてくれる物なのかもしれません。見極めは難しいし、時々で変幻していくのが人生だと思います。そして、特に緊急時にはお互いに助け合わないと本当に困ってしまいます。そこには貧富の差も性別も人種もなんの格差もありません。ただ、人間として生きるための種族の本能があるのみです。
段々、本題からそれて行きますが、、、こうした緊急の大規模な災害はこれからも予期せず起こると思います。日本も例外ではありません。いつ何処で何が起こるかは全く予言者や科学者の予想に反して起こるので、どうしようもありません。我々に出来る事は、人間の知恵の及ぶ範囲で、対策を講じて極力初動体制が取れる事ではないでしょうか?初動があれば、あとは最大摩擦係数は少なくて済みます。
災害の規模なんて、どれくらいになるのかなんて、誰もあらかじめ分かるはずがありません。どのような初動が取れるかが一番のキーだと思います。初動さえあれば、次から次へと拡大した支援体制が取れるのです。初動が取れるためには、国と国際間の意思決定機構を柔軟にしておく必要あります。頭の固いお役人の頭を柔軟にする必要があるのです。
こうした調整というのは簡単な様に見えて実はすごく難しいのです。誰もが理想は分かっています。でも、それが実現出来ない所に人間社会の難しさと限界があると思います。人間の個の問題と集団社会の問題です。一人の考えが良くても、それが集団として通用するかは別問題なのです。個の多様性があるから人間社会が面白いのであるし、個の多様性があるから統制が取れなくて困っちゃうのです。
さーて、どうしましょうね?
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