2008年7月8日火曜日

G8

日本で月曜からG8サミットが始まっています。今回の結果は我が部署も注目しています。そして、今日無事に宣言文に我が部署の事業についての記述が盛り込まれている事を確認しました。これで益々責任と期待が重くのしかかると同時に、後押しも強くあるという国際的な認識にあると理解できます。こうしてみると、如何に国際的に大きな事をしているのかを実感できます。環境・気候変動問題は改めて、グローバルで中々実感しずらい分野だと思います。

G8では宣言文が最終のアウトプット文書になりますが、それを練り上げるまでには、多くの時間と調整、交渉が裏の舞台で行われています。シェルパ会合と呼ばれる事務レベルでの折衝が各国の代表の間で行われ、黒子の影の主役が練りに練り上げて宣言文を作り上げるのです。実際のG8の会合では、それを言わば最終確認するようなものであるのです。但し、最後の最後まで文章は交渉の予断を許さず政治的な折衝はぎりぎりまで続きます。特に、利害関係のある事項は具体的な文章は一言一句吟味され、問題があれば具体性は失われ、一般的な表現に格下げになります。

こうした努力によって、外交の合意文書が出来て行く訳ですが、作ってからそれを監視するシステムがいるのではないか?と思います。作りっぱなしで置き去りにされがちな慣習は改善の余地があるでしょう。宣言文という国際法とはまた違った位置づけの緩い縛りが、今非常に重要な物になっていると思います。

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