2008年12月14日日曜日

Dardagny

スイス最西端でフランスのすぐ側にあるスイスワインの産地として有名なダルダニー村に行ってきました。そろそろ日本へのおみやげを買おうかと思い立ち、友人達とドライブがてら。朝もやの立ちこめる幻想的な冬の朝に雪の薄く積もった葡萄畑は自然への畏敬の念を抱かせるのに十分でした。

さて、スイスワインというと自国生産がほとんどで国外にあまり出ない。それほどおいしくない。白がメジャー。といった一般的な評価があります。それらは正しいと思います。フランス、イタリア、ドイツのワイン大国に囲まれたこの小国ではワインに力をいれる必要はないのかもしれません。しかし、小規模ながらでも地元のワイナリーは是非訪れてみる価値があります。それは、ワインそのものの味を求めるということもありますが、それに加えて時間をかけてゆっくりと地元の人達をおしゃべりをしながら、休日をチーズや干し肉と一緒にワインを飲みながらリラックスする、という事が地元の習慣であるからなのです。



元々、ワイナリーは観光客向けというよりも村の休日の寄り合場だったのかもしれません。収穫を祝い、村同士の交流を深め、時間を忘れる。この小さいダルダニー村のワインは味よりもその雰囲気で出迎えてくれるのです。肝心のワインの味ですが、時期によって味は変わるのが面白くもあるし、また何度も来たいと思ってしまいます。フランスのワインと比べるのはナンセンスかとも思います。およそ、10種類以上のワインを味わえるだけでも嬉しい事です。主人はおしげもなく自前のワインを次々と出してくれます。







僕自身が飲んだ感想ですが、全体的にすっきりした軽い感じのワインが多いかと思いました。お薦めはロゼのスパークリングワインです。おみやげに買いました。軽めの色合いの良いこのワインはうれしい気持ちになると思います。

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